【平嶋プロ】マスターズ 回顧録1
11月に開催されたマスターズトーナメント。初の秋開催、無観客とオガースタ·ナショナルGCの景観も特別でした。
過去の名馬面を振り返った中に、ベン·クレンショー選手の優勝パットを決めた後、グリーン上で顔を覆い泣き崩れるシーンが流れました。彼は、このトーナメント直前に6歳から指導を受けていた師匠ハーヴィー·ぺニックさんを亡くし憔悴の中のラウンドだったのです。
それまでスランプと言われていた調子が上がらない中での優勝は、見えない力、神がかり的なものを感じたのを覚えています。知人に戴いた、ハーヴィーさんの書籍、通称レッドブックを久しぶりに読み返しました。
レッスン書なのですが、レッスンをする側の表現方法等が書かれていて、とても参考になります。例えば、グリップを「握り締める」や「捻る」や「巻き込む」ではなく、「置く」と言う言葉を使い、柔らかくグリップする為の表現を具体化しています。
グリップの力みからは、軌道のズレやダフりが出やすく注意したい点なので、それを参考にしてレッスン時に、「添える」や「ゼロ」等の言葉で強く握らない表現を心掛けています。
アクティブゴルフスクールV2
平嶋 行男