【相樂トレーナー】熱中症対策のすすめ
こんにちは。
Akiba Golf Studioトレーナー相樂です。
最近は本当に暑いですね。
ゴルフ場に行ってもラウンド前から汗だくになってしまいます。
さて、こんな季節に起こりやすいのが今回のテーマでもある
『熱中症』
主な症状としてだるさやめまい、筋肉の痙攣など症状は多岐にわたります。軽度から重度なものまでありますが、死に至ってしまうほど怖い病気でもあります。
ですが「熱中症は100%予防できる」病気です。ラウンド中や日頃の過ごし方、意識の仕方で予防することができます。今回は熱中症を防ぐための対策をお伝えしていきます。
〈水分補給〉
まずは水分補給。主な目的ですが
・脱水の防止と回復
・糖質やミネラルの補給
・身体を“体内から”冷やす
汗をかくことにより水分とミネラルが一緒に排出されます。これらは体内で合成することが難しいので体外から積極的に摂取する必要があります。集中力が必要とされるゴルフではミネラルの他に糖質(お米や甘味など)も必須になってきます。また、氷嚢などで体外から身体を冷やすことは可能ですが、体内まで冷やすことができません。
上記の点を含めると
18℃以下の冷えた「アイソトニックウォーター」もしくは「ハイポトニックウォーター」がおすすめです。
どちらもミネラルと糖質をバランスよく含んでいるため凍らせて持ち込むと尚良いでしょう。ここで18℃以下としているのは、栄養素の吸収が促進されることと体内を冷やす作用があるためです。極端にぬるすぎても冷たすぎても効果は落ちてしまいます。
この2種類の使い分けとしては
・糖分・ミネラル補給特化→「アイソトニックウォーター」
・体内を冷やす作用特化→「ハイポトニックウォーター」
がいいと思います。詳細はここでは長くなってしまいますので割愛させていただきますね。
そのため高い浸透圧を持つハイポトニックウォーターは栄養成分の吸収が速いので「運動中」にアイソトニックウォーターは「スポーツの前後」に飲むことが推奨されています。
しかしながら、ゴルフは他の競技に比べ激しい動きが少なく、集中力を維持するために糖分を多く必要とします。その為、個人的にゴルフ中ではアイソトニックウォーターの飲用をおすすめしています。
〈暑熱順化〉
→夏の暑さに身体が適応して起こる変化のことを言います。暑さに適応するというのは運動中に体内の熱を身体の外に放出する機能が向上することを指します。
基本的には初夏の10日〜14日間の屋外での活動で起こりますが、クーラーの当たりすぎや睡眠不足による脳神経系の機能不全により遅延や後退が起きます。
これは日頃から「40℃以上の入浴」によって暑熱順化を起こすことができます。要するに40℃の暑さに身体を慣らしておくことが重要になります。
ラウンド後はすぐに帰ってしまうのではなく、湯船に使って帰るのも得策かと思います。逆に日頃から入浴する習慣がなく、クーラーに当たりすぎたり、日光に当たり慣れていないと熱中症になる確率は上がってきます。テレワークなどで屋内での仕事が増えている昨今、熱中症に対するリスクは自ずと増えてきますね。
今回は〈水分補給〉と〈暑熱順化〉を中心に進めてきましたが、この他にも睡眠や食事バランスなど気を掛けることができる点は多くあります。まずは手軽に意識できる上記2点から始めてみてはいかがでしょうか?
詳しいことが気になるかた、個人に合わせたアドバイスが欲しい方はぜひスタジオまでお越しください。お気軽にご相談いただければと思います。
本日はこの辺で。
スタッフ一同、みなさまのご来店心よりお待ちしております。
ボディケア&トレーニング
相樂 勇